参加者おすすめ本
水野彌一語録
京都大学アメリカンフットボール部を日本一に
導いたチームマネジメント術
水野 彌一
2014年
ビジネス雑誌の「プレジデント」で知ったのがきっかけで手に取りました。水野氏は元々弱小だった京大アメフト部を常勝軍団にした監督です。
そのやり方は、体育会の常識を覆すものでした。逆ピラミッド構造(大学4年生がピラミッドの底辺に位置して1年生に教える)や練習時間は3時間しかやらないといったものです。
「根性は不可欠。すべての基礎だが、より重要なことはどんな具体論を築くか」という言葉にこの本のキーワードがつまっています。
目先の試合に勝つことだけでなく、論理的、中長期的に物事を考えることは、仕事や人生にもつながるものだと思います。
切絵図・現代図で歩く江戸東京散歩
人文社
2008年
見開きで左側に幕末(1849年【嘉永2年】から約20年間)につくられた江戸の切絵図、右側に2008年当時の東京の現代図が配置されています。
それぞれ共通の番号が振られているので、切絵図のあったところに現代何があるのか、逆に現代図の場所に、幕末何があったのかを調べて、街歩きをするのに格好の本です。
比較してみると、街の大きさを決める「街区」や路地の「うねり」などは現代でも意外に残っているものです。
切絵図にはいろいろな凡例があるので、それらを踏まえてブラタモリ的な感じで街を歩けば、面白さは倍増します。
ワークショップ
今回は1対1で上記以外にもいろいろお話をしたのでワークショップは行いませんでした。
主催者感想
先の見えない時代、リーダが学んできた成功体験は陳腐化しているおそれが多いにあります。
どのような仕組みで再構築すれば、目標達成ができるのかいくつかのステップに分解して、それをPDCAで進化させていく。
そんな根本からの探求が、地図を改版していくようにあらゆる分野で求められるようになってきていると感じます。
今後ともみなさんの情熱と共に開催していきます。
よろしくお願いします!
岡田正和